magno(マグノ)は、インドネシアのプロダクトデザイナー、シンギー・カルトノにより立ち上げられた木製品のブランドです。
インドネシアのカンダンガンという小さな村で、人々に働く機会を与え、ひとつひとつ、丁寧に作られています。
“magniying glass”(虫眼鏡)からの造語であるブランド名には、村という小さい単位に着目し、そして全体を変えていく、
そんな願いが込められています。
非常に大切な素材である木々は、インドネシアでは、残念ながら無計画に伐採され、
そこに暮らす人々に充分な利益を残すことなく海外に輸出されることが多々あります。
これに対し、magnoは、素材を無駄なく使用した「小さくて機能的な木工製品」を作り、素材の有効利用と現地の雇用機会を創出しています。
また、magnoは、創立以来、製品作りと同時に植林などの森や木を守る活動も行っています。
近年は、植林した木々が成木となるまでの間の収入にも繋がり森林の中でも育つコーヒーなどの栽培に力を入れ、また、
ファーマーズマーケットや竹の自転車を使用したエコツーリズムも行い村全体の活性化を目指しています。
自然に対する感覚の正しさを保ちながら小さなコミュニティをエンパワーしてゆくことが、
ひいては、インドネシア全体、アジア全体、世界全体の正しいバランスのあり方に繋がることを願っています。